アフリカ市場でどう成功するか? ガーナの市場進出可能性について
アフリカの市場としての魅力が注目され始めています。欧米諸国は、植民地政策の流れから、はるか昔から資源、食料でアフリカ市場を牛耳ってきました。アジアでは中国と韓国は早くに目をつけ投資を行ってきております。
弊社ではアフリカ進出支援、法人登記、アフリカ展示会進出支援、市場調査をワンストップにて行っております。
魅力的なアフリカ市場で、そのいくつかの現況、可能性のある分野を紹介します。
ガーナ概要
今回は、ガーナをご紹介します。
アイボリーコースと、ベキナファソ、トゴに囲まれ、大西洋に面すこの西アフリカのこの国は、238,535平方キロの面積に、約2700万人が暮らしています。
首都はアクラで、人口約229万人です。
GDP(PPP)は、2017年で、1310億USDほど。一人あたりでは、4650USDで、世界で126番目です。
法廷の最低賃金は、1日8.8GHS、日本円で221円です。( 2017年1月データ、ガーナ投資促進センター)
イギリス領時代は「ゴールドコースト」と呼ばれていましたが、1957年の独立で、ガーナ(現地語で、「勇敢な王」の意味)と変更しました。
主要な資源は、金とダイヤモンド。日本ではチョコレートのカカオの産地として有名です。
また国連事務総長であったコフィ・アナン氏はガーナ出身でした。
ガーナへのビザは必要
ガーナへの渡航にはビザが必要です。
観光ビザ、商用(業務)ビザ、公用ビザが主です。
観光ビザも商用ビザも値段は同じです。
シングルエントリー 9440円(現金のみ)
マルチプルエントリー 11000円(現金のみ)
黄熱病予防接種証明書の原本が必要になります。
ガーナ大使館詳細
住所:〒106-0031 東京都港区西麻布1-5-21
連絡先:
Tel: 03-5410-8631
Fax: 03-5410-8635
ビザ申請受付日
火曜日 10:00AM ~12:30
木曜日 10:00AM ~12:30
通常の受取方法、ビザは火曜日に申請され、滞りなく審査に通った場合は同じ週の 木曜日 15:00~16:30に受領。
木曜日に申請され、滞りなく審査に通った場合は翌週の 火曜日 15:00~16:30に受領ができます。
*大使館休館日、祝日等で予定が変更になることあり。
必ず、ビザ申請窓口にて受領予定の日時をご確認して下さい。
申請当日に受け取りたい場合は、追加料金¥3,000で、ビザ申請書を火曜日または木曜日の12:30までに直接大使館に持ち込まれた場合に限り、当日16:30の当日受領ができます。但し、日本国籍の申請者のみ有効です。
ガーナ大使館の指示にしたがい申請をお願いします。
(2017年7月現在、変更の可能性あり)
ガーナの展示会・見本市
1地域1工場政策("One district, one factory")
1地域1工場政策("One district, one factory")は、現政権(ナナ・アクフォ=アド大統領)で打ち出した、ガーナに200以上ある地域のそれぞれに、少なくとも工場をひとつ置き、経済を盛り立てる試みです。主な焦点は、農業加工分野、廃棄物のリサイクルなどです。例えば、カカオの加工工場です。
この政策で、中国政府は20億USDの投資を約束し、2017年6月21日に北京にてMOUを締結しています。
約束の中身としては、
1)中国の政府公社であるCNBM(建設資材・装置の輸出入を担当)が、当該政策で見込みのあるプロジェクトに85%まで資金提供をする
2)資金は、2桁より低い金利で銀行に貸し付けられ、プロジェクトの性質を勘案しながら8年を以上の返済期間が与えられる
3) CNBMが最終貸付先の企業の工場を建設し、必要な装置も提供する
としています。
このタイプのプロジェクトは、ガーナでは収賄などリスクが絡んできますが、ガーナ側で、Ghasporaと呼ばれるグループ組織を設立し、ガーナ政府と投資家の間に入り、コミュニケーションをスムーズに行います。弊社はこの組織の日本・アジアの公式窓口となっております。
ガーナでの外資の成功例
ガーナでの外資企業の成功例を紹介します。
大衆消費財 (例: Unilever Ghana)
食品 (例: Nestle Ghana)
飲料 (例: Guinness Ghana )
テレコム (例: Vodafone Ghana)
原油掘削企業(例: Tullow oil)
資源開発(例: Newmont )
それ以外にも外資系銀行、ホテル
ガーナでの事業成功のコツ
外資で成功している企業に共通する事項を考え、まとめてみました。
- 必要な投資をしている: 無駄遣いでなく、必要な分の投資をダイナミックに行ってきています。
- 現地の情報を的確につかみ、自国からのスタッフも適度に派遣: 現地で何がどう必要とされているのか。事業開始時に、信頼置けるパートナ達と、どれだけ早く、正確な情報をつかめるかで、成功の是非は決まります。
- 外国にて教育を受けたガーナ人従業員を雇う: 現地で育った人材では、働き方も考え方も外資系の成功には直接結びつきません。
アフリカ全土進出の第一歩・テストマーケティングとして
上記以外で、現在ガーナ市場に進出する場合、考慮すべき重要な項目としては以下です:
- スタート時に5年間の税金の優遇措置を受ける
- ガーナをアフリカ市場進出のハブとして利用
- 明確な事業方針をもって臨む(事前に専門家と相談しある程度詰めてから臨みましょう)
アフリカ・ガーナ市場進出の窓口として
弊社はアフリカ市場・ガーナ市場進出の窓口と、法人登記、新規市場進出の支援をワンストップにておこなっております。
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