ホーチミン(タンソンニャット)国際空港でだまされないために (ベトナム)


ベトナム、ホーチミンに遊びに行こうかと思われている方、ベトナムで展示会への参加・出展を考えている方、既にホーチミンに到着されて空港の無料WIFIを使っている方、いろいろな方がこの記事を読まれると思います。
記事を書いた時点では、2016年ですので、色々と変わっているところがあります。また、機会があればアップデートします。コロナ禍を経て、世界的に航空運賃が高騰しています。ベトナムは比較的抑えられている印象はありますが、ドル高の中、ホテルも食べ物も2019年以前に比べて断然に高いです。
既にホテルに到着している方にも、タクシーの乗り方のコツとして役に立つ情報です。ベトナムの法人登記支援や就労ビザサポート、TRC更新をおこなっているベトナムの専門家です。
ベトナムで、ビザ要否やタクシーで騙されない・ぼったくりに遭わないためのコツを紹介します。最近では配車アプリ(Uber, Grab)が流行しており、タクシー自体を使わない選択肢もあります。
以前、面倒な経験もしましたので、それも紹介します。
インドネシア、バリの空港でだまされないコツについては大変好評を頂きました。 もしご旅行をお考えでしたら併せてどうぞ。
今回は場所を限定して、ホーチミン、バリとしてますが、ハノイでも、ジャカルタでも、他の新興国で使えるコツが多いです。基本、貧しい国では、ぼったくりは生活のためにやってます。大体、どこでも同じパターンです。
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事前のビザ申請は不要(但し、条件注意です)
日本人の方は、ベトナムへ15日以内のご旅行(業務でもOK)されるなら、事前のビザの申請は不要です。
注意事項は、いくつか条件があります。
1)往復チケット(ベトナムを出国するためのチケットです。出発の直前でないとチケットが発券されない場合もありますので、その場合は、航空券予約の領収書などを印字し英語で持っていきましょう)を持っていること。
2)日本(出発国)出国時のパスポートの有効期限が6ヶ月以上残っていること。
3)前回のベトナム滞在から31日以上経っていること。特にベトナムによく行く方は注意です。
タンソンニャット国際空港の公衆無線(WIFI)
ホーチミンに空路で行かれますと、タンソンニャット国際空港(Tan Son Nhat International Airport)に到着します。空港に公衆無線(無料のWIFI)があります。2016年10月現在で、空港のWIFIは、荷物を受け取って、タクシーなどが待っているエリアに続く到着者用の出口をでたあたりまで使えます。
携帯は(ローミングや特別な契約をしてない限りは、)飛行モードのままで、WIFIを探し、Free WIFI Tan Son Nhat Airportを探して、以下の画面でつながります。
4つの注意点
空港を出れば、あらゆる人から「タクシー?」、「タクシー?」と声をかけられます。初めての場合まごまごしてしまいますが・・・
ホーチミンの空港でぼったくられないため(ぼったくられる可能性を最小限に抑えるため)に、次の4つのことを覚えておいて下さい。

1. VINASUN(ビナスンタクシー)かMAI LINH(マイリンタクシー)だけに乗ってください
できる限り、ビナスン(Vinasun Taxi )かマイリン( Mai Linh taxi )だけを使ってください。


2. 空港を出たら左のタクシー待ちのエリアへ行く







荷物を取って、到着者用の出口を出ると、人がいっぱい待ってます。いろんな人がタクシーはいらないか?ときいてきます(英語で)。
その声をすべて無視し、左側に歩いていくとタクシー待ちのエリアがあります。そのエリアで待っているタクシーの中でビナスンかマイリンを探します。タクシー待ちの列には、ぴかぴかのシルバーのタクシーや黄色のタクシーなどありますが、すべて無視して、ビナスンかマイリンに乗ってください。タクシー待ちの列の一番後ろにいることが多いです。
(代替案としては、右に歩き別の入り口から空港の建物にもどり、空港の出発エリアにいき(スタッフに、「出発ゲートに行きたいんだけど・・・」ときけば教えてもらえます。)、出発客、見送りをおろした後のタクシー(この場合もVinasunかMai Lihnのみ)を拾う方法もあります。この場合、空港を出る際に先ず10,000ドンほど支払う必要があります。但し、到着エリアから左に歩き、タクシーを捕まえるほうが簡単です。)
3. ある程度細かい現地通貨をもっておく
ある程度細かい現地通貨をもっておいてください。つまり、10,000ドンや20,000ドンです。ベトナムでは基本すべてお札です。
両替は、日本にいる間に銀行でやりましょう。空港はレートが高いですし、現地に行ってからですと、レートが悪いだけでなく、誤魔化しも多いですので、損するだけです。
ある程度細かい現地通貨をもっておくと何がいいかというと、1)ビナスンやマイリンのドライバーでも、釣りをごまかします。ぼったくるというより、メーターに出ている料金が140,000-150,000ドン(空港から市内はこのくらいです)だとすると、100,000ドン紙幣ばかりしかない場合、200,000ドンを渡すことになります。すると、10,000ドン紙幣を返してきて、「OK?」と残りの40,000ドンをチップとして渡すようにゆるく懇願されます。これが面倒な方は、150,000ドンをはじめからだしてあげると、10,000ドンのチップで済みます。
4. 空港の出口の正面向かいにある駐車場で待っている車には絶対に乗らない
曲がりなりにもタクシーは、空港の出口前で待っていますが、出口からまっすぐ進むと駐車場があります。空港でうろうろしていると、それらしい制服を着た方に「タクシー?150,000ドン」とか声をかけられる場合があります。その人についていくと、空港の出口の向かいにある駐車場で待っている車に乗せられる場合があります。これは危険です。
その駐車場の車は、白タクか、さらにとんでもない人々の可能性があります。
これを読まれた方は、もうやらないとは思いますが、万が一声をかけられて、断れずにとか、提示された値段が安いと思えてとかで、ついていくことがあったとして、空港前の駐車場に進みはじめたら、この忠言を思い出し下さい。即退散し、空港のもと居た出口に戻ってください。そして、空港を背にして、左側のタクシー乗り場へ直行してください。
面倒な経験(ちょい怖)
前述の出口からまっすぐ進むと駐車場の車に乗ってしまったことがあります。
忙しい時期で、出張続きだったこともあり、ホーチミンの空港について頭がぼーとしてました。空港を出たところで、ビナスンを探していると、半そでのシャツ、長ズボンの制服(ベトナムでは、よく見るスタイルです)を着たそれらしいおじさんから声をかけられました。首からかけている業者の証明書のようなもの(現地語ですのでなにも、なにもわかりません)を見せて、「タクシー? シティーまで140,000ドンだよ」(実際は英語)といってきました。ま、いいかと思い、「OK」というと、おじさんに正面の駐車場につれていかれ、一台のRV車の後部座席に乗せられました。ドアを閉めてもらい、待つこと5分ほど。別の男がドライバーとして、運転席に乗り込んできました。
「ベトナムは初めて?」と聞かれたので、「何度も来てる」と答えました。本当のことではありますが、初めての方はここで「初めて」といってしまうと、ドライバーとしては「鴨」と判断されてしまいます。
発車して、駐車場を出るところで、「ちょっと金を出してくれ」といわれました。たしか、10,000ドンくらいだったと思います。駐車場を出るのに、駐車料金(空港の通行料なのかもしれません)を払わなくてはいけなかったんですね。タクシーの場合、これは含まれていますが、この白タクの場合、これもお客さんに出してもらう予定だったようです。うすうす、やばい車に乗ってしまったことを感じていたので、ここでごねました。
そして、ごねていると、ドライバーから財布の中身を見せるようにいわれました。
大金が入っていると、(もしかすると)今後の展開が危ないので、160ドンのみをいれていたことを確認してから財布を見せました。財布を見せたとたんにドライバー怒り出しました。白タクは、金持ちの観光客を期待していたんでしょうね。空港から200,000-400,000ドンはとるつもりだったはずです。
「タクシーに乗ってくれ」といわれて、元の駐車位置に戻りました。
降りるときに、ドアノブを探したのですが、ドアノブがない!見ると、後部座席のドアノブは切り取られて、内側から空けられないようになっていました。運転手が外から回って、ドアを開けてくれました。
後から考えれば、あの時、財布に大金が入っていたら?女性の一人旅だったとしたら?ちょっと怖くなりました。
従って、空港の前の駐車場の車には絶対に乗ってはいけません。
信頼できる友人が迎えてに来てくれているのなら別ですが・・・。
ベトナムのUber、Grab
ホーチミンではUber、Grabがあります。どちらも車もバイクも提供しています。タクシーに比べ透明性も高く急速にベトナムで成長しています。利用する際は、バイクよりは車のほうが安全だと思います。
ドライバーに電話かSMSで連絡をいれなくてはいけないんで、国際電話が面倒な方は、普通電話に格安でかけられるskypeのクレジットをいれて、WIFIが使えるエリアにいるうちにアレンジをしてください。
ドライバーからキャンセルするよう言われ、キャンセルしたところ、ペナルティーをとられるというケースも見受けられます。お気をつけを。


繰り返しにはなりますが、ぼったくりは東南アジアやその他の地域の新興国ではあたり前で、低賃金、生活の保証も無い、厳しい経済の中、生活の手段としてされている一面もあります。特にタクシードライバーは休みも少なく勤務時間も長い仕事であるのは先進国でも新興国でも同じです。
先進国でも、道をわざと遠回りしたりと分かりにくいぼったくりはあったりします。道を本当に間違えるドライバーもいるでしょう。
ぼったくられてしまっても、その人の家族(と、その元締め含め?)がこれで数日食っていけると考えて、あまり気にしないようにしましょう。折角の旅行ですから。
ここで紹介したコツはあくまで個人的な私見に基づく参考意見です。何事も、最後は安全第一で、安物買いの銭失いどころか、思わぬ事件・事故に巻き込まれないよう無理はしないようにしてください。
安全で楽しい旅を!
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まとめ及び2025年アップデート
ベトナムは2025年現在、コロナ禍から完全に回復し、世界中の旅行者にとって再び人気の観光地となっています。特にホーチミン(旧称サイゴン)は、カフェ文化、美味しいストリートフード、歴史的建造物、そして新しく開発された近代的なショッピングセンターが混在し、欧米・アジアの若い旅行者、長期滞在者、駐在者に注目されています。
しかし、観光客の増加に伴い、旅行者をターゲットにした詐欺やぼったくりが依然として深刻な問題です。特に空港到着時は、旅のスタートで油断しがちな場面であり、多くの観光客がトラブルに巻き込まれています。
ここでは、上記のまとめという意味と、2025年の情報を加味した最新の詐欺手口と、安全で効率的な空港から市内への移動方法を詳しくご紹介します。抜けている部分も多いと思います。あなたが体験した手口、騙されないコツなどもコメント欄にお願いします。
2025年のホーチミン観光事情
2025年、ホーチミン市は再開発が進み、地下鉄1号線(Ben Thanh – Suoi Tien)の一部がすでに開業しています。これにより市内の交通は以前より便利になりましたが、空港と地下鉄はまだ直結しておらず、空港アクセスの手段はタクシー・バス・配車アプリ・事前送迎が主流です。
また、ベトナム政府は観光インフラの強化を進めており、英語表記や案内板も増えましたが、観光地以外では依然として英語が通じにくい場面もあります。
2025年は特に東南アジア全体で観光ブームが加速しており、ホーチミン市内も年々宿泊費や交通費が微増傾向にあります。それに伴い、旅行者を狙った詐欺の手口も年々洗練されています。
ホーチミン空港で多発している詐欺の最新手口
偽タクシー詐欺
現在も、ホーチミンで信頼できるタクシー会社は「Vinasun(ビナサン)」と「Mai Linh(マイリン)」の二社です。しかし、2025年現在も、この二社を模倣した偽タクシーが大量に存在しています。
特に悪質なのは、ロゴや車体カラー、電話番号までも酷似させたタクシーで、「Vinasun」ではなく「Vimasun」「Viansun」「Vinasan」など、一文字だけ違う類似ブランドを巧妙に使用しています。
空港到着ロビーやタクシー乗り場に並んでいても、本物か偽物かは外見だけでは非常に判断が難しく、空港内で流しのタクシーを利用すること自体が非常にリスクが高い状況です。
偽タクシーに乗ると以下の被害が多発しています。
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メーターが異常に早く進む(改造メーター)
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到着時に正規料金の数倍を請求される
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遠回りをされる
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現金支払い時に「お釣りがない」と言われる
2025年現在、こうした手口はむしろ増加傾向にあります。
声かけ送迎詐欺
空港で「市内まで安く送ります」と声をかけてくる個人ドライバーはほぼ100%詐欺です。
彼らはまず「空港の駐車場料金(10,000ドン)が必要だから先に支払って」と前払いを要求してきます。
しかし、実際のところ、正規の駐車料金は極めて安く、多くの場合ドライバー負担です。最初に支払った金額はあくまで「駐車料金」と言われ、到着後に再び「運賃は別だ」と別料金を請求されるパターンが非常に多いです。
非常にフレンドリーに話しかけ、信用させるのが特徴ですが、これは典型的な空港詐欺なので絶対についていかないことが重要です。
偽Grab(配車アプリ)詐欺
ベトナムで大人気の配車アプリ「Grab」は基本的に安全ですが、2025年現在、非正規アプリや偽Grabドライバーが急増しています。
例えば、
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Grabロゴを貼っただけの非公式ドライバーが空港周辺で声をかけてくる
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偽アプリで配車し、通常より数倍の料金を請求される
Grabは必ずアプリ内で配車を完了し、事前に車種・ナンバー・ドライバー名を確認してください。現地で直接「Grab?」と声をかけてくる人にはついていかないことが大原則です。
2025年 安全に市内に行く4つの方法
1. 事前に空港送迎を予約する
最も安心でトラブルがないのは事前にホテル送迎を予約する方法です。
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到着ゲートで名前の書かれたボードを持ったドライバーが待機
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料金は事前確定(相場は22万ドン前後)
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冷房完備のプライベート車両でホテルまで直行
最近では、ベトナム国内の旅行サイトや【Bookaway】、【Klook】などを使えば日本語で簡単に予約可能です。
日本人観光客の間では、現地でGrab配車やバスに挑戦するよりも、少し多く払って事前予約でストレスを回避する選択が増えています。
2. 空港内の正規タクシーカウンターを利用する
空港を出てすぐの到着ホールには、黄色い正規タクシーカウンターがあります。
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料金は市内まで220,000ドン前後(交渉不要・明朗会計)
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係員がタクシーまで案内してくれる
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偽タクシーに乗るリスクがほぼゼロ
市内までのタクシー相場は160,000ドン前後ですが、ここでの手配は若干割高でも安心料と考えれば非常におすすめです。
3. 路線バスを利用する(予算重視)
バックパッカーや長期滞在者に人気なのが、空港発の路線バスです。
現在利用可能な主なバスは以下の通りです。
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109番(黄色):市内中心まで約30~45分、料金は20,000ドン。朝5:30から深夜1:00まで運行。
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49番(黄色・シャトル):主要ホテルまで直行する便利なバスで、料金は40,000ドン。約40分間隔で運行。
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152番(緑色・ローカルバス):料金はわずか5,000ドン(荷物代は別途5,000ドン/個)。地元住民が多く利用するため、やや混雑する。
空港を出て右側にあるバス乗り場から簡単に乗車可能です。大きな荷物がない場合や、少し冒険したい旅行者にはコストパフォーマンスが非常に高い選択肢です。
4. Grabを利用する(ベトナム版Uber)
Grabは現在もベトナムで最もポピュラーで安全な配車アプリです。
利用時の注意点は以下の通りです。
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ベトナムSIMカードか空港のWi-Fiに接続してアプリで配車すること
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必ずアプリ上で車両ナンバーとドライバーを確認すること
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空港使用料10,000ドンが別途現地で現金支払いとなること
なお、Grabの空港配車エリアは指定されたピックアップゾーンがあり、アプリで案内されるので必ずその場所に向かってください。
2025年のホーチミン(タンソンニャット国際空港)は、観光客の急増とともに詐欺手口も年々巧妙化しています。
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空港で声をかけてくる送迎は全て無視
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流しのタクシーは避ける(本物に見えても偽物が多い)
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Grabは必ずアプリ内で事前に確認して正規ドライバーと合流
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事前予約送迎や公式カウンターの利用が最も安全
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バスは低価格で良心的、ただし混雑に注意
ベトナム旅行を安全で快適に楽しむために、事前にしっかり情報を収集し、現地で冷静に行動することが最も大切です。
安全で楽しい旅にして下さい!
抜けている部分も多いと思います。あなたが体験した手口、騙されないコツなどもコメント欄にお願いします。
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Source: Wikipedia, taxi company official websites
Disclaimer: Even though we try to make the info as updated and accurate but the accuracy of the information herein is not guaranteed by us. If you have any uncertainty, please contact the information source.
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Hideki Akamatsu (Tuesday, 08 January 2019 09:35)
Hello.
We are going to Ho chi Minh City this February from 12th to 17th.
I am looking for a van with a lift or a ramp for wheelchair user.
Our boss is using an electric powered wheelchair all the time.
He needs to stay in the wheelchair even in the van so the lifting system or a ramp for the wheelchair is required.
Could you provide us with a van with lift?
K team (Tuesday, 08 January 2019 17:49)
Hi,
Can you contact us via contact form with your contact info?
KR
K team